播種培養 山内 正義
3月26日の状態。
ラン菌がエリアを逸早く支配する。
こういう能力を具備している菌でなければラン菌にはなれない。
常時空中から浮遊雑菌がエリアに落下している。
これがランの自生地。
この雑菌の繁殖を防止、許さない!
こういうことが構築されていなければ、胚乳を具備しないラン種子は発芽する前に・・・
雑菌から侵されて・・・発芽することはできない。
つまり、自生地というのは、研究室内の無菌培養の培養基、無菌のフラスコなどないからである。
このラン菌が繁殖して支配するエリアでは、このラン菌と共存できる微生物のみ
生息が出来ることになる。
ランに悪さをしない菌達で・・・菌村社会を形成する。
3月20日
ラン菌以外のコロニーの発生なし。
ラン菌の強い拮抗作用によって、雑菌の繁殖、生育は抑止されている。
こういう菌社会でなければ、無胚乳の生育の遅いランの種子は発芽できない。
プロトコーム発生以前に雑菌から侵されるからである。
ランが木材腐朽菌と共生した理由の一つが、この拮抗能力である。
拮抗能力の無い菌では話にならない。
更に低温でも生育できる菌である。
ランに限らず地球の地表には絶え間なく・・・空中浮遊菌が落下している。
この菌を抑え込むのは・・・菌である。
それが・・・ラン菌である!
完全無農薬栽培は・・・この他の菌を抑え込む能力を持った菌を使う。
それ以外の方法では不可能である。
有機農法で使用している菌は、他の菌を抑え込める菌ではない。
その理由で無農薬栽培は出来ない・・・。
宇井 清太が最強の木材腐朽菌を発見したことになる。
培養日 2018年3月7日
写真撮影 2018年3月16日
ラン菌のみコロニーが発生。
その他に微生物のコロニーは見られない。
この床の微生物生態系は、宇井 清太新発見の木材腐朽菌が強い拮抗力で、
エリアを支配している。
宇井 清太新発見のラン菌 木材腐朽菌で見事の発芽成功したシンビジューム。
1の場所から床土を採取。
この土を精製水殺菌水で懸濁液を作成。
この懸濁液をオートクレイブしたハイポネックス培地で培養。
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宇井 清太新発見のラン菌根菌 木材腐朽菌。
この菌を利用してシンビジュームのラン菌共生播種に成功した。
写真参照。
このラン発芽に成功した床土に、本当にラン菌生息していることを示す実証試験である。
この証明試験によって、宇井 清太が発見した菌が「ラン菌」であり、木材腐朽菌がラン菌になり得ることを証明するものである。
ランの、菌根菌の世界の新たな「知見」を加えることになった世界初の実証画像である。
シンビジューム播種床土のラン菌生息試験
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